14/03/27

2014年3月25日、卒業しました。

っつったってこれを書いてるのは27日っていう。
まあカラオケしてるうちに26日になっちゃったからな!

直後の帰路とかは全然実感がなくて、余韻でぼーっとしてましたけど、
帰ってきて寝て起きたら急激に感傷が襲ってきて、
楽しかったことやその反動の寂しさについて考えすぎて一人で泣きそうになって、実際ちょっと泣いて、
でもよくよく考えたらここは前と同じ自分の部屋だし、窓の外の桜の樹も相変わらずどっしりと突っ立っていて、
がらっと変わったようでいて実はそんなに変わっていないんじゃないかとか、そんなことを思いました。句点少なすぎ。

中野に移って引っ越してきたこの部屋は目の前に桜の樹がいるので好きです。
私が卒業したり色々かわってしまっても、木や山や星や川やなんやらは変わらず同じ時を刻んでくれるので好きです。
卒業と同時に引っ越しっていうのをまたやらかさなくてよかったなーと思います。卒業する前はそんなこと気づかなかったけど。

高校や中学時代を引きずって今の絵を描いていますが、今度は大学時代もそれらと同じ位置にいってしまったんだなーとしみじみ思います。
今度はキャンパスライフを描くのか?いや、ないと思うけど。


思えばものすごく濃くて充実した4年間でした。
今までの人生でこんなに絵を描くこととそれをする自分について真剣に考えてきたことはなかったです。
学校の友達や先生にそれを教えてもらいました。
ただ好きで楽しいだけだったことが、ときには辛くて重苦しいものに変わり、でもやっぱりまた楽しくなったり。苦しめることがうれしかったり。この言い方やばいかな。
だから私はこの4年間が終わっても、絵を描くこととそれについて真剣に考えていく生き方を選びます。

大学にきたら、絵を描く人の中にも色々な人がいるってことを知れました。
普通科だったからまわりの絵を描く人は少数派だったし、みんな縮こまっていたけど、
大学には本当にいろんないろんな人がいて、
無口な人もおしゃべりな人も、ポジティブな人もネガティブな人も、みんな絵を描いてる。ものを作ってる。
そういう環境の中で自分も変わっていったということをやっぱり認めざるをえません。4年前の自分と今の自分が会ったらびっくりするんじゃないかな。
特に人と話したり関わったり、自分の意見をちゃんと言うことが少しできるようになって、これは本当にまわりの人たちに感謝です。

もう学生という立場が自分たちをつなげてくれないんだなと思うと寂しいですが、
卒業直後からOBの先輩から展示のお誘いがあったり、先生から連絡があったり、
4年間で過ごした時間や絵がまだまだ自分たちをつなげてくれているんだなと感じました。
しかも自分、春から学校でTA(授業補助)のバイトです。
卒業してもまだまだ学校と関われます。幸せなことです。
絵やものを作る場所や人に囲まれて、どんどん成長していく後輩たちの姿に焦りながら(笑)、がんばりたいと思います。

あと卒制で学科賞をいただきました。
卒制展ももうずいぶん前のように感じますが、評価していただけてありがたいことです。
卒制も12人全員展示できなかったことが悔やまれるので、どうにか成就させてやりたいと考えているところです。
まだはっきりとお知らせできるほど進んでいませんが...言霊...

卒業してほっとしてる場合でもなく、
むしろこれから本当に突っ走らなければならないのでがんばっていきます。
ひとふんばりしなきゃいけない時、疲れた時には、大学で得た時間やひとの存在が糧になってくれると思います。
そういう大切なものに出会えたこと、出会えた大切なひとすべてに心から感謝します。
一生大事にすると本気で言えることやものやひとに、信じられないくらいたくさん出会えました。
最後になりましたが、本当にありがとうございました。
すごくありきたりな言葉ではありますが。

ちなみに尾崎の卒業の歌詞だと、
”仕組まれた自由に 誰も気づかずに あがいた日々も終る”
ってところが一番好きです。

この学校で絵を描くことを選んで本当によかった。

コメント

非公開コメント